製品の開発担当者がおさえておきたい商品開発におけるアンケートの種類とは? 2022/07/25 column 商品開発において、顧客に必要とされているものが分からない方も多いのではないでしょうか。そのような場合には、商品開発の内容に沿ったアンケート調査がおすすめです。今回は、より良い商品開発を進めていくための、アンケート調査の種類について詳しくご紹介しますので、より良い商品開発のために、ぜひ押さえておきましょう。 【目次】 1.商品開発のアンケートにはさまざまな種類の手法がある 2.アンケートによる市場調査の回収方法 3.アンケートの種類を選ぶ際のポイント 4.今回のまとめ 商品開発のアンケートにはさまざまな種類の手法がある 商品開発のために取るアンケート調査には、大まかに以下のようなものが挙げられます。 ・インターネット調査 ・電話調査 ・郵送調査 ・街頭調査 それぞれに特徴があり、また適切な調査方法を選ぶことで有意なサンプルを回収することもできるでしょう。それぞれの特徴をしっかりと押さえて調査方法を選択することが大切です。 アンケートによる市場調査の回収方法 前述したようにアンケート調査にはさまざまな方法がありますが、回収までの大まかな流れについてはどの調査方法も共通のものとなっています。 まずアンケート調査の前に、マーケティング課題の整理・調査目的の掘り出しなどの準備を進めることが大切です。そのうえで設問や回答方法(記述式や選択式)なども検討して、アンケートの設計を行います。アンケートを行う際には、この工程をいかに詳細に行えるかどうかで成否が大きく変わってくるでしょう。 アンケートの設計が終わったら、いよいよ前述した方法によってアンケート調査を進行します。回答が集まったら、集計・分析を行ったうえで、当初掲げた課題や調査目的と照らし合わせて実際の工程へと活かしていくことになるのです。 アンケートの種類を選ぶ際のポイント では、アンケート調査を進めていくうえで、種類を選ぶ際にはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。それぞれの調査方法の特徴を踏まえたうえで、適切なものを選ぶのがおすすめです。 インターネット調査は、前述した5つの方式の中では最も回答数が集めやすく、短期間で完了します。ただし、匿名であることが多いため回答の真実性が掴みにくく、インターネットをあまり使用しない層の回答が得られないことがネックです。 電話調査は、対象者の生の声をそのまま聞けるため、詳しい感想などを調査したい場合に有効です。しかし、1件1件電話をかけなければいけないという部分が難点と言えるでしょう。 郵送調査も、電話調査と同様にしっかりと対象者から意見を聞けることがメリットです。また記入式であるため、じっくりと時間をかけて調査することが可能なこともメリットでしょう。しかし、1件1件郵送しなければいけない点はデメリットとなります。 街頭調査は、人が集まるところで無作為に対象者を集められる点、また場合によっては商品サンプルなども見ながら回答してもらえる点が大きなメリットとなります。ただし、対象者を集める際には勧誘の際のコミュニケーションなどが必要で手間がかかり、スムーズに対象者を集められないリスクもあるのがデメリットです。 今回のまとめ 商品開発のアンケート調査は、大まかに4つの方法を使って行うことが可能です。それぞれの特徴を押さえ、場合によっては複数を組み合わせて有意なサンプルを抽出し、商品開発の際に効果的に活かせるよう考えてみてください。 株式会社東海モデルでは、モックアップや製品の開発サポートなどを幅広く行っております。アンケート調査の方法などに迷った際には、適切なアンケートを取る方法などもお伝えさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。