ものづくり企業のDX化は業務の効率化など得られるメリットが多くある 2022/07/19 column これからDX化を考えているものづくり企業は多いのではないでしょうか。AIによる自動化をはじめ、デジタルの要素を取り入れることで、企業内の問題を解決できるかもしれません。もしDX化を考えているなら、必要なポイントを押さえつつ進めることが大切です。 今回はDX化を考えている事業者のために、そのメリットをご紹介します。ぜひ生産体制の刷新にお役立てください。 【目次】 1.ものづくり企業のDX化でおすすめなのはAIによる自動化 2.ものづくり企業が抱えている課題を解決できることもメリット 3.ものづくり企業のDX化はどのような流れで進めていくべきか 4.今回のまとめ ものづくり企業のDX化でおすすめなのはAIによる自動化 ものづくり企業のDX化の代表例が、AIによる作業の自動化です。このAIの実行により、生産の効率化を実現できるのではないでしょうか。人材採用に苦戦している事業者でも、AIで生産体制を整えられるかもしれません。 AIによって、人間の開発者が有するスキルを埋められるでしょう。ディープラーニングや機械学習で、ある程度の作業は覚えられるからです。適切な人材が見つからないときは、大いに助けになります。 例えば、製品加工や品質チェック、組み立てなどをAIにまかせられれば、業務の効率化に繋がります。AIが学んだデータに基づいて、スキルに優れた人材と同じ作業ができるからです。AIのように、デジタルツールは製造現場を大きく変える可能性を秘めています。 ものづくり企業が抱えている課題を解決できることもメリット DX化は、ものづくり企業のさまざまな問題を解決できる可能性があります。DX化とはデジタルツールを通し、ビジネスのあり方を再定義することです。再定義の結果として、製品を買うお客さんの生活や、現場で働く労働者の生活が良い方向に変わればDX化の成功となります。 製造現場を取り巻く問題として、人材不足があります。品質の維持や、付加価値の認知が難しい現場もあるでしょう。たとえばAIが仕事を埋めれば、人材不足の解決につながります。組み立てや品質検査を担うことで、クオリティの保証に繋げることも可能です。 DX化が進めば、最小限の人員で製造現場を稼働できるかもしれません。そのため、人件費抑制も期待できます。 ただし、DX化をするなら現場の人たちに、環境が変わることを理解してもらわなければなりません。理解が進めば、労働環境が良い方向に変わるでしょう。 ものづくり企業のDX化はどのような流れで進めていくべきか ものづくり企業のDX化は、決まった流れで進める必要があります。大まかに以下の4ステップを踏まえてください。 1.現場チェックから実現イメージをまとめる 2.人材確保およびデータ収集 3.業務効率化プロセスの実行 4.顧客育成 製造業では、以上の4ステップがDX化のポイントです。 希望のイメージを会社全体でシェアすれば、DX化への理解が進むでしょう。イメージをまとめたら、目的のために新しい人材を押さえ、DX化の効果をデータで調べてください。同時にデジタルツールを使って生産する商品について、競合の情報や市場ニーズをチェックしてもらうことも賢明です。 また、業務全体を見直し、業務効率化の可能性を検討しましょう。小さなことからだんだんと自動化を進めることで、企業がDX化になじんでいきます。 最後は顧客育成です。DX化で売る商品を顧客に認知してもらう必要があります。ビジネスモデルの変化に応じて、定期的に顧客満足度を調べてください。クレームがあった場合は速やかな改善が重要です。 決まったプロセスでDX化を進めていけば、新しいビジネス形態の成功が見えてくるかもしれません。 4.今回のまとめ 近年は社会的にDX化が浸透しており、製造業でも課題になっています。決まったプロセスでDX化を進めれば、人材不足の解決や、業務の効率化を期待できるでしょう。適切な形でデジタルツールを取り入れられる可能性を探ってみてください。 東海モデルでは、試作品や製品の開発サポートを手がけています。DX化による新しい生産プロセスについてもご相談を受け付け中です。DX化を考えている開発者の方は、ぜひお問い合わせください。