ものづくり企業向けのものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金支援策で活性化させよう 2022/07/18 column ものづくり企業向けの補助金についてご存じでしょうか。新製品開発や生産プロセス整備などの投資に対し、補助金がもらえる制度です。経費を少しでも軽くするために利用してみましょう。 今回は、商品開発のコストに悩む方のために、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 【目次】 1.この支援策はモノづくり企業なら電子申請で簡単にチャレンジできる 2.ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の目的はものづくりに関して受け入れ口が広い 3.公募なのでシナリオ作りが重要。勝ち取るためのポイントは? 4.今回のまとめ この支援策はものづくり企業なら電子申請で簡単にチャレンジできる 今回の記事で紹介するものづくりの補助金は、電子申請がポイントです。インターネットにアクセスさえできれば、手軽に申し込めます。業務中でも拠点のパソコンから対象サイトに入れますし、スマートフォンなら出先からでも申請可能です。 申請にはアカウント入手が条件になります。事前にものづくり補助金総合サイトへアクセスし、GビズIDプライムアカウントを入手してください。 ものづくり補助金総合サイトによると、支援対象者には2つのタイプがあります。中小企業が対象になる「一般型・グローバル展開型」と、支援者が対象になる「ビジネスモデル構築型」です。 前者は電子申請システムに入り、手続きを進めます。後者ならjGrants(ジェイグランツ)で基本申請情報を送り、応募資料登録システムから添付ファイルを送る形です。タイプによって申請方法が異なる点に注意してください。 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の目的はものづくりに関して受け入れ口が広い ものづくりの補助金は、新製品をつくる組織について幅広く受け入れています。中小企業を中心に、革新的なサービスや製品を開発できる方が対象です。その他、生産やサービス提供プロセス改善に関する支援も行っています。 また、厳しい状況にありながら、雇用拡大や賃上げを考えている方も支援対象です。この場合は一般型の回復型賃上げ・雇用拡大枠として、新サービス開発や設備投資の支援を受けられます。 DX関連の生産プロセス改善に取り組む方は、一般型のデジタル枠として支援対象です。温室効果ガス削減に関わる新サービスを作っているのなら、一般型のグリーン枠に応募すると良いでしょう。 このようにものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、さまざまなビジネスを想定しています。特にDX化や温室効果ガス削減など、社会問題に取り組んでいる企業の方は、ぜひ注目してみてください。 公募なのでシナリオ作りが重要。勝ち取るためのポイントは? 補助金は公募なので、相手に納得してもらえるシナリオを作りましょう。内容が一定の基準に満たなければ、支援を断られるからです。 どのようなサービスを作るにしても、補助金を受けるには以下のポイントを押さえてください。 ・公募内容の把握 ・わかりやすく丁寧に書かれた申請書 ・客観性と具体性のある事業計画 ・面接審査のプレゼンテーション ・補助金事業者を納得させられる添付資料 少なくとも以上の5つは心得ておく必要があります。各ポイントを押さえつつ、補助金獲得までの計画を進めましょう。 今回のまとめ ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、新しい製品開発やサービス展開、またはそれに関連する設備投資を計画中の事業者が対象です。審査に通過できれば、補助金申請を受けられます。 実際に補助金のサポートを受けるには、補助金事業者が納得するプレゼンテーションが重要です。明快かつ見込みのある事業計画を作り、面接があったときの受け答えも練習しておきましょう。 東海モデルでは、愛知県を中心としたものづくり企業を対象に、試作品や製品開発のサポートを展開中です。ものづくりの補助金に関するアドバイスも行っております。気になることがあればぜひご相談ください。