商品開発において検討すべき3つの項目

2021/08/25
column

商品開発を行う際は、単に物の形や機能だけを検討すれば良いというわけではなく、著作権や生産計画、販促についても併せて考えておく必要があります。もちろん、既存の商品をもとに新商品を作る場合と、一から商品開発を行う場合では商品開発の工程は異なりますが、様々なことを事前に考慮した上で開発を進めることにより、先の工程から後戻りなく効率的に商品開発を行うことができます。
そこで今回は、商品開発において検討すべき3つのポイントについてお伝えします。

【目次】
1.商品開発において初めに検討すべきコンセプト・デザイン
2.商品のデザイン・機能等の検討を行うための設計〜試作品・モックアップ製作
3.商品開発で視野に入れておくべき生産計画・販促計画
4.今回のまとめ

商品開発において初めに検討すべきコンセプト・デザイン

商品開発では、まず商品化するにあたってアイデアの元となるラフのデザインや原理的な機能などを考えます。この際、市場調査や競合調査などを行ってターゲットを設定し、ユーザのニーズに合ったコンセプトを企画することが大切です。また、知的財産権や産業財産権など著作権の確認を行っておく必要があります。
商品開発の初期段階では、そもそもアイデアが商品化できるかという原始的な視点での検討と、商品を売り出すための方向性を定め、他社にはない自社なりのオリジナリティを持たせることが大切です。

商品のデザイン・機能等の検討を行うための設計〜試作品・モックアップ製作

商品開発の初期段階でコンセプトやデザイン、大まかな機能などが決定したら、次に設計を行います。設計では、大まかなラフスケッチから2Dや3Dで設計図として商品を具体化し、コンピュータでの分析や解析で課題の確認や調整を行います。
設計図が完成したら、次に試作品やモックアップ、デザインモデル、性能検討用モデルなどを製作して商品の細かな調整を行います。デザインのブラッシュアップや機能性、性能を向上させ、商品の安全性を保つことが企業の責務であると同時に、商品の売り上げにも大きく影響するため、試作で問題点を洗い出しながら何度も検討することが一般的です。
また、量産時のコストダウンや効率化のため、試作品・モックアップで製造方法や使用する素材なども検討しておくことも大切です。

商品開発で視野に入れておくべき生産計画・販促計画

商品を販売する以上、しっかりと売り上げ数を向上するための生産計画や販促計画を立てておくことも大切です。現在では、店舗や展示会の他にもオンラインショップなど販売の選択肢が増えており、商品の特性に応じて市場での売り出し方や商品の販売価格などを考えておく必要があります。
また、新規立ち上げで会社やブランドを作る場合は、ホームページや店舗などの手配に数ヶ月以上は時間を要することを考慮した上で、早めに準備を行っておくことも大切です。
もちろん、商品の発売後も市場の動向やユーザのニーズに応じ、随時商品の改善を行うことが重要です。

今回のまとめ

商品開発の初期段階では、そもそもアイデアが商品化できるかという原始的な視点での検討と、商品を売り出すための方向性を定め、他社にはない自社なりのオリジナリティを持たせることが大切です。市場調査や競合調査などを行ってターゲットを設定し、ユーザのニーズに合ったコンセプトやラフデザインの企画や、知的財産権や産業財産権など著作権の確認を行っておく必要があります。次の設計の工程では、大まかなラフスケッチから2Dや3Dで設計図として商品を具体化し、設計図をもとに試作品やモックアップ、デザインモデル、性能検討用モデルなどを製作して商品の細かな調整を行います。試作品やモックアップを製作し、デザインのブラッシュアップや機能性、性能を向上させることは、商品の安全性を保つと同時に、商品の売り上げにも影響するため、試作で問題点を洗い出しながら何度も検討することが一般的です。