ヒット商品を生み出すデザイン設計開発のアイデアの探し方 2022/12/01 column 「ヒット商品を生み出そう」と思って商品を開発しようとしても、どのようにしたら良いか分からない方がほとんどではないでしょうか。しかし、そのような方でも、本記事で紹介するデザイン開発方法やアイデアの探し方を参考にすることで、ヒット商品を生み出すヒントが得られるかもしれません。 ここでは、ヒット商品を生み出すデザイン設計開発について、アイデアの探し方を解説します。 【目次】 1.モックアップ製作の前にアイデアを出し合って強みを表現する 2.デザイン開発ではコンセプトストーリーが重要になる 3.デザイン開発からモックアップ製作まで細かく段階を踏んでいくのがポイント 4.今回のまとめ モックアップ製作の前にアイデアを出し合って強みを表現する クライアントとのイメージすり合わせに効果的な役割を果たしてくれるのがモックアップです。モックアップ製作では可能な限り完成形に近づけて製作します。そのため、全体のレイアウトやデザインだけでなく、カラーやフォントなどの細かいデザイン設計を決めておかなければなりません。 1人では強みを最大限に表現することは厳しいので、チームメンバーで意見を出し合って強みを表現するようにしてください。モックアップ製作が上手にできない場合、以下の3つが生じやすくなります。 ・イメージと違う製品が完成してしまう ・完成後に修正する手間がかかる ・クライアントに依頼する場合、イメージのすり合わせがしづらくなる モックアップ製作を失敗するとこのようなデメリットがあるので、失敗しないためにもアイデア出しを入念に行うことが大切です。 デザイン開発ではコンセプトストーリーが重要になる コンセプトストーリーとは、ブランドの比較的上位の概念です。Red Bullの「翼を授ける」のコンセプトには、「Red Bullを飲むことで、自分の限界を超えられる」というイメージをユーザーに与えられます。その結果、このコンセプトストーリーに共感したユーザーは、普段よりも少し高いお金を払ってでも、購入してくれるようになります。 デザイン開発ではコンセプトストーリーが非常に重要。コンセプトストーリーのメリットは、「素早く誰にでもアイデアが可視化できる」ことです。新規でサービスを立ち上げる際に、実際にデザインを前にしたユーザーがどのような行動をするのかを描けます。その結果、自然とユーザーを中心に置いた共通認識がチームで形成されるので、チームの帰属意識を高めてくれるでしょう。 さらに、コンセプトストーリーを立てることで、ユーザーからの共感を引き起こせます。コンセプトを決めておくことで、そのデザインの世界観が言語化できるようになるので、それに沿ったヴィジュアルや記事コンテンツを制作できるようになるでしょう。その結果、直感的にユーザーにブランドの世界観を伝えられるようになります。 デザイン開発からモックアップ製作まで細かく段階を踏んでいくのがポイント 商品開発においては、デザイン開発からモックアップ製作を含め、以下6つのステップを踏むようにしてください。 1. 情報分析 2.デザイン開発 3.商品企画のプレゼンテーション 4.モックアップの製作 5.製造・販売スケジュールの設定 6.商品化・商品販売 どれか1つでも欠けてしまうだけで、イメージとずれてしまう危険性があるので、先ほどの章で紹介したコンセプトストーリーを設定しましょう。設定することで、従業員の中でイメージの認識がずれることがなくなります。その結果、従業員全員がイメージしていた商品を開発できるのです。 今回のまとめ 今回は、ヒット商品を生み出すデザイン設計開発、アイデアの探し方についてご紹介しました。デザイン開発の段階で、コンセプトストーリーを設定しておくと、イメージに合った製品を作れるようになります。また、モックアップ製作の前には入念なアイデア出しを行い、素敵な商品を開発してみてください。