モックアップ製作に携わるプロダクトデザイナーの仕事(実務)とは 2022/11/30 column モックアップ製作時に携わるプロダクトデザイナーが気になっているけれど、仕事内容がわからないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。プロダクトデザイナーはデザインに関する業務を行う職種なので、デザイン関連の仕事をしたい方にぴったりです。 ここでは、プロダクトデザイナーの仕事はどのようなものなのか解説します。デザイン関係の仕事をしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。 【目次】 1.プロダクトデザイナーは美術的なセンスやスキルを生かしてモックアップ製作を行う 2.プロダクトデザイナーは使用目的やシチュエーションを想定してデザインをする 3.主に自社製品のデザインに関わる業務を担当する 4.今回のまとめ プロダクトデザイナーは美術的なセンスやスキルを生かしてモックアップ製作を行う プロダクトデザイナーは自身が持つ美的センスやこれまでのスキルを生かして、製品デザインを行う仕事。プロダクトとは製品のことで、家電や日用品、自動車部品など対象は幅広いです。 美しいセンスを重視しないプロダクトもあるものの、家電や日用品は美的センスが問われます。日常的に使うもの、または多くの人の目につくものは、美的センスのある製品でなければ購買意欲につながらない恐れがあるからです。 センスのある製品デザインのものは、多くの人の目に留まります。外観の美しさに惹かれたことがきっかけで購入する人も多いため、多くの人を魅了するデザインを考案しなければなりません。 プロダクトデザイナーは使用目的やシチュエーションを想定してデザインをする プロダクトデザイナーは、プロダクトによっては使用目的や使うシチュエーションを想定したデザインをする必要があります。家電や日用品は外観の美しさだけでなく、使い勝手なども考慮しなければなりません。 例えば、冷蔵庫は大きければ大きいほどたくさんの物が入るため、収納に困ることがなくなります。しかし、一人暮らしやキッチンが狭い場合は大きい冷蔵庫が不要なため、スリムデザインの物を選ぶでしょう。 購入者によって求めるデザインが変わるため、ターゲット別にデザインを変えていかなければなりません。プロダクトデザイナーは、自社の製品がどのような層をターゲットにしているか、どんな場所で使われるか考えながら企画を進めていくのです。 主に自社製品のデザインに関わる業務を担当する プロダクトデザイナーは、主に自社製品のデザインに関わる業務を担当しますので、幅広い対象のデザインを任せられる可能性は低いでしょう。会社によって手掛けている製品は異なります。 家電メーカーは様々なものを製造していますが、対象が多岐にわたる場合は複数のデザイナーが在籍しています。そのため、1人に冷蔵庫や掃除機、洗濯機などの全てを任せることはありません。 ただし、自社製品のこれまでのデザインをしっかりと見ておくことは、今後のためにも重要です。企業イメージを損なわないデザインを手掛ける必要があるため、社内の人にアドバイスをもらいながらセンスのあるデザインを提案してください。 今回のまとめ プロダクトデザイナーは製品デザインを手掛ける職種です。製品には日用品や家電、自動車、自動車部品など幅広く、どのようなデザインを手掛けるかは勤務先によって異なりますので、興味のある分野でチャレンジすると良いでしょう。 プロダクトデザイナーは美的センスだけでなく、使い方を想定したデザインを提案する力も必要です。どのような製品も外観が美しければ良いものではありません。シチュエーションに合わないデザインだと購買意欲も失われるため、様々な場面を想定してデザインしていきます。 興味を持てる分野があり、デザイン考案が好きな方には、プロダクトデザイナーはピッタリの職業。自身が手掛けたデザインの製品が思わぬヒットを生み出すかもしれませんので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。