担当者必見の商品コンセプトに合わせたデザイン設計のポイント 2022/11/17 column 新商品を考案する際に重要なのが「商品コンセプト」です。商品コンセプトとは、商品のあり方を決めるものであり、商品を製作する上で軸となる価値観を指します。 ここでは、商品コンセプトにおけるデザイン設計をするポイントについて詳しくご紹介します。商品開発の担当者の方はぜひ参考にしてください。 【目次】 1.商品開発においてデザインコンセプトが商品の在り方を決める 2.商品開発前に売りたい人達を明確にする 3.デザインコンセプトには目を引くキーワードが必要 4.今回のまとめ 商品開発においてデザインコンセプトが商品の在り方を決める 商品開発においてデザインをする際の基本的な方針や指針となるのが「デザインコンセプト」です。デザインコンセプトを明確にすることで、商品デザインやスタイルに一貫性を持たせられるだけでなく、商品やブランドらしさを追求できます。 商品開発前に売りたい人達を明確にする 世代や性別を問わず売れる商品もありますが、世の中で販売されている商品の多くは、特定のターゲットを想定した上で商品開発されています。 新商品を開発する際は、漠然とした状態から商品コンセプトを作るよりも、ある程度ターゲット層を絞りこむことで商品コンセプトが定まりやすくなるので、まずはターゲットを明確にしていきましょう。 ターゲット層を決めるためには、年齢や性別をはじめ、世帯規模や所得、職業、学歴や価値観、そしてライフスタイルなどを総合的に定義します。ライフスタイルとは、趣味や就寝時間、休日の過ごし方などです。 ターゲットを絞りすぎると、商品の売上が下がるのではないかと心配される方もいるはずです。しかし、具体的なターゲットを明確にすることで、ユーザーの抱える悩みやニーズを具体的に抽出できます。 デザインコンセプトには目を引くキーワードが必要 デザインコンセプトを考える上で重要なのが、商品「らしさ」を表現するキーワードを選定することです。商品の良い点や改良すべき点、そしてターゲットに持たせたい印象などを、最低でも20個から40個程度洗い出して付箋に書き出してみてください。 洗い出したキーワードをもとに、商品のキャッチフレーズやキャッチコピーを考えてください。キャッチコピーを作成することで、具体的なビジュアルデザインの指針となります。 これらのキーワードやキャッチコピーを総括して、ビジュアルデザインをまとめてください。使用するフォントやカラー、そしてシンボルやイラストなどをコンセプトシートにまとめることで、商品に対する認識のズレやイメージの乖離を避けられます。 今回のまとめ 今回は、商品コンセプトに合わせて商品のビジュアルデザインを決めることの重要性や押さえるべきポイントについて詳しくご紹介しました。商品のターゲット層を明確にすること、そしてデザインに関するキーワードを選出することがデザインを決める上でとても大切なポイントです。商品に対する共通認識を持つためにも、一貫したデザインコンセプトを明確にしていきましょう。 商品開発に関して何かお困りのことがありましたら、東海モデルまでお気軽にご相談ください。東海モデルは、愛知県を中心に全国で試作品製作やモックアップ製作を請け負う提案型総合試作メーカーです。お客様のアイデアを形にするために、製品開発の初期段階から試作品製作まで一貫したサポートを実施しています。予算や納期など、お気軽にお問合せください。