ものづくり企業が海外進出する際に理解しておくべきメリット・デメリット 2022/11/10 column 日本のものづくりは海外でも高く評価されています。日本国内の市場が低迷しつつある中、海外進出を考える企業の方も多いはずです。日本よりも大きな市場が期待できる海外で0ビジネスを成功させることは、今後の企業の存続にいい影響を与えることは間違いないでしょう。 ここでは、ものづくり企業が海外進出する際に理解しておくべきメリットやデメリットについて詳しくご紹介します。注意すべきポイントをしっかりと押さえた上で、海外進出を計画していきましょう。 【目次】 1.ものづくり企業は海外進出することで販路拡大や市場開拓が狙える 2.コスト削減や節税効果も期待できる 3.現地の経済情勢によってコストが変動する 4.今回のまとめ ものづくり企業は海外進出することで販路拡大や市場開拓が狙える ものづくり企業が海外市場に進出する最大のメリットは「販路が拡大できること」、そして「新規の市場開拓が狙えること」です。 少子高齢化が進行する日本の人口は年々減少傾向にありますが、海外に目を向けてみると状況が大きく異なります。アジア諸国や南アメリカやアフリカなど、世界では人口増加の顕著なエリアが非常に多く、世界的な人口は増加傾向にあることが分かるでしょう。全世界的に見れば、これからも市場はますます拡大していくことが期待されています。 そのため、この機会に海外進出を決断する日本企業も増加しているのです。 コスト削減や節税効果も期待できる 海外進出をきっかけに、海外に生産拠点を移すものづくり企業も多く見られます。海外に生産拠点を移す大きなメリットは、生産コストを大幅に削減できること、さらに節税効果を期待できることです。 発展途上国の人件費は、日本と比べて20%程度で済むとも言われています。今後の人口の減少により、日本の人件費はさらに高くなることが予想されており、東南アジア諸国などに早い段階で生産拠点を移そうと動く企業が多く存在しているのです。 現地の経済情勢によってコストが変動する 販路拡大や市場開拓、そしてコスト削減など様々なメリットがある日本のものづくり企業の海外進出ですが、注意しなければならないポイントもあります。 それは、カントリーリスクや為替変動リスクです。新興国の場合は、国内情勢や経済情勢が不安定なところも多いため、戦争や内戦が勃発するとビジネスの継続が難しくなるでしょう。 さらに、為替レートが変動することで、日本円換算した時の利益が少なくなってしまうリスクも生じます。このようなカントリーリスクやコストが変動するリスクを十分に理解した上で、必要な備えや対策を行ってください。 今回のまとめ 今回は、日本のものづくり企業が海外進出する際に理解すべきメリット・デメリットについてご紹介しました。販路拡大や新規の市場開拓、コスト削減など様々なメリットがあります。しかし、注意点もありますので、しっかり理解した上で海外進出について考えていくことが大切だと言えるでしょう。 ものづくり企業で海外進出を検討している企業の方は、ぜひご相談ください。海外のニーズに合わせた商品開発の提案はもちろん、試作品製作までトータルサポートいたします。