アイデアや企画の精度を上げる上で欠かせない商品開発コンセプトシートの作り方

2022/09/27
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製品開発の際に企画書を作成するのは一般的なことですが、同じように大切なのがコンセプトシートの作成です。今回は、コンセプトシートの作り方や基本的な構成についてご紹介します。商品企画に携わる方でコンセプトシートの作成方法がわからない方は、ぜひ参考にしてください。

商品開発において企画の精度を大幅に向上させるコンセプトシート

コンセプトシートとは、企画のコンセプトや企画全体を通した考え方や価値観をまとめるために作成するシートのことです。
企画を立ち上げる際に、コンセプトシートをまとめておくことで、企画を練っていく間に意図した方向に話が進まなかったり、行き詰まったりした際に原点に立ち戻れます。
さらに、企画の趣旨やコンセプトをわかりやすくまとめることで、企画の内容を第三者とかんたんに共有できるのもポイントです。社内外のメンバーともコンセプトシートを通し、疑問点や改善すべき点などについて、活発な意見交換ができるでしょう。

コンセプトシートの基本構成と作り方の例

コンセプトシートは、「企画意図」「ターゲット」「訴求内容・手法」「予算計画」、そして「スケジュール」といった内容を入れ込むことで、企画のコンセプトを端的に表現できます。
実際にコンセプトシートを作成する際は、まず顧客が抱える問題点であるACB(Accepted Consumer Belief)に関する問題提起をしていきましょう。コンセプトシートの導入部分に、顧客が悩んでいる内容や困りごとに関する内容を入れ込むことで、企画の目的やねらいが理解しやすくなります。
そして、ACBで挙げた内容に対して、具体的な問題解決策やアイデアを提示していく流れです。その上で、メリットやベネフィットに関する言及をすることで、より説得力のあるシートを作成できます。

アイデアのアウトプットにコンセプトシートは不可欠

企画を進めているなかでよく起こりがちなのが、コンセプトやターゲット層から徐々に離れていってしまうことや企画がスムーズに進まないことです。
しかし、コンセプトシートを作成することで、頭の中に浮かんだぼんやりとしたアイデアを視覚情報として言語化できます。このように、コンセプトシートは頭の中を整理するためにも非常に有効な手段と言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、商品開発には欠かせないコンセプトシートの作り方についてご紹介しました。企画時に設定していた価値観や考え方、ターゲットからずれてしまうことがないように、今回ご紹介した内容を参考にしながらコンセプトシートを作成することをおすすめします。
試作品やモックアップ製作のことなら、東海モデルにぜひお任せください。モノづくりのプロが開発初期段階の状態から徹底サポートいたしますので、どんな小さなことでもお気軽にご相談いただけます。

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