3Dプリンターを活用して試作品製作を行うさまざまなメリット 2022/09/05 column 試作製品の作製で活躍する3Dプリンターは、試作製品の形や色を把握しやすいだけではなく、短い期間で試作製品をつくり、コストカットをすることも可能です。さらに、複数の設計案を出せるなど、メリットが多いことも注目されています。 今回は、3Dプリンターを使って試作品を作製するメリットについてご紹介します。 【目次】 1.3Dプリンターの活用で試作品製作の課題を解消 2.3Dプリンターを活用することによってコストを抑えながら手間なく試作品を製作できる 3.3Dプリンターによる試作品製作は手戻りの防止にも繋がるといったメリットが生まれる 4.今回のまとめ 3Dプリンターの活用で試作品製作の課題を解消 複雑な形状の部品などを手早く作製したい、可能な限り見積もりから納品までを早くしたいと考えている場合に、3Dプリンターの活用をすることで、こうした課題を解消できます。3Dプリンターで試作品製作をする場合、通常の試作品をつくるのとは異なり、作製の手配をするなどの手間を省くことが可能。こうした時間を短縮できるということは、複数の設計案を作製できることにもなりますので、短期間でいくつかの試作品の製作を可能とします。 3Dプリンターを活用することによってコストを抑えながら手間なく試作品を製作できる より精度の高い試作品製作のために、切削加工や射出成形という方法がありますが、いずれも数万円から数十万円というコストがかかります。いずれも精度が高く、実際に使用する製品と同等レベルの品質でつくれますが、3Dプリンターも決して侮れません。 高精度の3Dプリンターを使用すれば、誤差は0.1mm程度に抑えることが可能ですので、3Dプリンターを使用したことで試作製品の精度が落ちるかどうかは、素材次第。複雑な形状の部品は、切削加工で対応すると時間だけではなくコストもかかってきます。形状が複雑な製品の試作品製作に、3Dプリンターを使用することで、そうしたコストを抑え、外注するなどの手間もなくせるのが魅力的です。 3Dプリンターによる試作品製作は手戻りの防止にも繋がるといったメリットが生まれる 3Dプリンターを試作品作製に使用するメリットのなかに、手戻り防止というものがあります。これは、部品や製品のデザインを複数作製し、さまざまなパターンと比較しながら製品を製造できるのがポイント。納期も短く、こうした複数の設計案を出すことが可能ですので、問題点などの意見交換といった関係者とコミュニケーションをとりつつ設計を進められます。 何度も試作品をつくって同じようなことを繰り返すよりも、遥かに短時間でできるのが3Dプリンターの魅力だと言えるでしょう。 今回のまとめ 試作品製作をより低コストで、そして短納期で済ませたいと感じているのであれば、3Dプリンターを使用した製作がおすすめです。とくに複雑な形状の試作品は、形状が複雑になればなるほど納期も長くなりコストも高くなります。その上、手戻りが起きてしまえば、さらに時間がかかってしまいかねません。 東海モデルでは、製品開発や試作品開発をトータルでサポートしており、複雑な部品や製品の試作品の開発など、お客様に合った方法をご提案します。短期間、かつ低コストで作品の作製をご希望でしたら、ぜひ一度お問い合わせください。